アイランドキッチンの価格・費用の相場|国内メーカー・オーダー・輸入の価格、サイズ別の目安、新築とリフォームの違い

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アイランドキッチンの価格・費用の相場|国内メーカー・オーダー・輸入の価格、サイズ別の目安、新築とリフォームの違い

公開日:2026.10.15

更新日:2026.10.15

空間の中心に島のように佇むアイランドキッチンは、家族や客人と語らいながら料理を愉しめる、憧れのキッチンです。住まいの主役として、上質な一台を迎えたいとお考えの方も多いことでしょう。

一方で、アイランドキッチンの価格は、メーカーやサイズ、素材、設備機器、そして新築かリフォームかによって大きく変わります。「結局、総額でどのくらいかかるのか」が見えにくく、予算の立て方に迷われる方も少なくありません。

本記事では、アイランドキッチンの価格・費用の相場を、費用の内訳、国内メーカー・オーダー・輸入の価格、サイズ別の目安、新築とリフォームの違い、国産と輸入の価格差といった観点から解説します。理想のアイランドキッチンを無理のない計画で迎えるための、予算づくりの指針としてお役立てください。

アイランドキッチンの価格・費用の相場

アイランドキッチンの費用は、キッチン本体の価格に、設備機器と設置・施工の費用を加えた総額で考えるのが基本です。まずは、全体の相場観を押さえておきましょう。

総額の目安は「本体+設備機器+工事」で考える

国内メーカーのシステムキッチンの場合、アイランドキッチンの本体価格(税抜)は、シリーズやグレードによって100万円台から400万円を超えるものまで幅があります。これに、新築であれば16万〜25万円程度、リフォームであれば25万〜35万円程度の工事費が加わります。

一方、素材や寸法を一から誂えるオーダーキッチンや、ヨーロッパから届く輸入キッチンでは、総額が数百万円から1,000万円を超えることもあります。たとえばイタリアのフルオーダーキッチンを手がけるミッテルクッチーネでは、税込550万〜1,650万円(税別500万〜1,500万円)の価格帯でご注文いただくケースが多くなっています。

価格帯ごとに叶う仕様の目安

アイランドキッチンは、価格帯によって選べる素材や設備、設計の自由度が変わります。おおまかな目安を、次の表にまとめました。

価格帯(総額の目安)主なタイプ叶う仕様の例
100万〜300万円程度国内メーカーの標準〜中位グレード人造大理石やステンレスの天板、国内メーカーの食洗機
300万〜500万円程度国内メーカーの最上位グレード、セミオーダーセラミックやクォーツストーンの天板、意匠性の高い扉
500万円以上フルオーダーキッチン、輸入キッチン天然石や無垢材、メタル仕上げ、海外製の設備機器、壁面収納との一体設計

同じ価格帯でも、どこに費用をかけるかによって仕上がりは大きく変わります。次の章で、費用の内訳を詳しく見ていきましょう。

アイランドキッチンの種類と価格の違い

ひと口にアイランドキッチンといっても、シンクやコンロの配置によっていくつかの種類があり、それぞれ費用のかかり方が異なります。ここでは、代表的な種類と価格の傾向をご紹介します。

シンクと加熱機器を一列に並べるI型

シンクと加熱機器を一列に並べた、最も一般的なアイランドキッチンです。給排水と排気をアイランドに集めるため、配管工事と、天井から吊り下げるレンジフードが必要になります。構成がシンプルな分、アイランドキッチンの中では費用を見通しやすい形です。

機能を二つに分けるII型(セパレート型)

アイランドにシンクを、背面の壁側に加熱機器を配置する形です。アイランドに火を置かないため、油はねやにおいが広がりにくく、レンジフードも壁付けのものを選べます。その一方で、アイランドと背面のカウンターの二つを造るため、天板やキャビネットの費用は大きくなる傾向があります。

加熱機器のみ・作業台のみの形

アイランドを加熱機器だけの調理台にしたり、シンクも加熱機器も置かない作業台やカウンターとして設えたりする形もあります。とくに作業台のみのアイランドは、配管や換気の工事が不要になるため、工事費を抑えやすいのが特長です。

種類特徴費用の傾向
I型シンクと加熱機器を一列に配置標準的
II型(セパレート型)アイランドと背面カウンターに機能を分ける天板・キャビネットの費用が増えやすい
作業台のみ配管・換気の工事が不要工事費を抑えやすい

どの種類が相応しいかは、料理の仕方や空間の広さ、ダイニングとのつながり方によって変わります。費用だけでなく、暮らし方との相性も含めて検討しましょう。

アイランドキッチンの費用の内訳

アイランドキッチンの費用は、大きく「キッチン本体」「設備機器」「設置・施工」の三つと、見落としやすい周辺の費用で構成されます。お見積りを比べる際は、どこまでが含まれているかを確かめることが大切です。

キッチン本体

キッチン本体の価格は、天板と扉の素材、キャビネットの構成、そしてサイズによって決まります。とくに天板と扉は、アイランドキッチンの印象を大きく左右するうえ、費用への影響も大きい部分です。

部位素材の例費用の傾向
天板ステンレス、人造大理石比較的抑えやすい
天板セラミック、クォーツストーン中〜高価格
天板天然石(大理石など)高価格になりやすい
扉化粧シート、メラミン比較的抑えやすい
扉塗装(ラッカー)、突板中〜高価格
扉無垢材、メタル仕上げ、ガラス高価格になりやすい

アイランドキッチンは四方から見られるため、背面や側面の仕上げにも配慮が必要です。背面をダイニング側の収納として活かすか、化粧パネルで美しく仕上げるかによっても、費用は変わります。

設備機器

食洗機、加熱機器(IHクッキングヒーターやガスコンロ)、レンジフード、水栓、オーブンなどの設備機器も、費用を大きく左右します。とくに、ミーレやガゲナウといった海外製の食洗機やオーブンを組み込む場合は、機器だけで数十万円から100万円を超えることもあります。

アイランドキッチンの場合、天井から吊り下げるタイプのレンジフードが必要になることが多く、壁付けのキッチンより換気設備の費用が高くなる傾向があります。

設置・施工費

設置・施工費には、キッチンの据え付け、給排水の配管工事、電気の配線工事などが含まれます。目安として、新築では16万〜25万円程度、リフォームでは既存キッチンの撤去も含めて25万〜35万円程度とされています。

ただし、これはあくまで標準的な工事の目安です。キッチンの位置を大きく動かす場合や、天板が大きく重い場合は、工事の内容が増え、費用も上がります。

見落としやすい周辺の費用

アイランドキッチンでは、キッチン本体や設置工事のほかにも、次のような費用が必要になることがあります。お見積りに含まれているかを確かめておきましょう。

  • 既存キッチンの撤去・処分費、工事中の養生費
  • 換気ダクトの延長や、天井内の下地補強
  • 床の補強や、配管を通すための床の工事
  • 床や壁、天井の内装の張り替え
  • ペンダントライトなどの照明工事
  • 大きな天板の搬入にかかる費用(クレーンでの吊り上げなど)

照明とダイニングまわりの費用

アイランドキッチンは空間の中心に据えるため、ペンダントライトや間接照明など、照明の計画も印象を大きく左右します。照明器具の費用に加え、天井の配線工事が必要になることもあります。

また、アイランドとひと続きのダイニングテーブルや、カウンターに合わせるスツールを揃える場合は、その費用も予算に含めておきましょう。キッチンと家具の素材や色調を響き合わせることで、空間全体の完成度が格段に高まります。

国内メーカー・オーダー・輸入で比べるアイランドキッチンの価格

アイランドキッチンの価格は、国内メーカーのシステムキッチンか、オーダーキッチンか、輸入キッチンかによって大きく異なります。ここでは、国内メーカーの主なシリーズと、オーダーキッチン・輸入キッチンの価格の目安をご紹介します。

国内メーカーの主なシリーズ

国内の主要メーカーは、アイランドキッチンに対応したシリーズを複数展開しています。各社の上位シリーズと標準シリーズは、次のとおりです。

メーカー上位シリーズ標準シリーズ
パナソニックLクラスSクラス
LIXILリシェルノクト
クリナップセントロステディア
TOTOザ・クラッソミッテ
タカラスタンダードレミュートレーシア
トクラスコラージア―

価格は、プランや天板・扉の選択、設備機器、施工の条件によって大きく変わります。メーカー公式の価格の例では、クリナップ「セントロ」のアイランドのプラン例で約441万円から、タカラスタンダード「レミュー」のアイランド型の展示品で約175万円からとなっています(いずれも税抜・本体のみ)。最新の価格は、各メーカーの公式情報でご確認ください。

オーダーキッチン・輸入キッチンの価格の目安

国内のオーダーキッチンや、ヨーロッパの輸入キッチンは、定価を公開していないことが多く、プランごとのお見積りで価格が決まります。天然石や無垢材、海外製の設備機器を組み合わせ、壁面収納まで一体で設える場合は、総額が数百万円から1,000万円を超えることもあります。

ミッテルクッチーネでは、アイランドキッチンとトールユニット(壁面収納)を組み合わせたプランを数多く手がけており、税込550万~1,650万円(税別500万〜1,500万円)の価格帯でご注文いただくケースが多くなっています。輸入キッチンならではの費用の内訳や、見積りの際に気をつけたい点については、輸入キッチンの価格と注意点で詳しくご紹介しています。

サイズで変わるアイランドキッチンの値段

アイランドキッチンの値段は、サイズによっても大きく変わります。間口(幅)や奥行きが大きくなるほど、天板の面積やキャビネットの数が増え、費用も上がります。ここでは、サイズの目安と、必要な広さについてご紹介します。

間口(幅)と奥行きの目安

アイランドキッチンの間口は、2,400〜2,700mm程度が一般的で、ゆとりある空間では3,000mmを超えるものもあります。奥行きは、ダイニング側にカウンターとしての役割を持たせるかどうかによって、900〜1,100mm程度が目安です。

サイズの目安特徴費用の傾向
間口2,400mm前後限られた空間にも設えやすい標準的なサイズ比較的抑えやすい
間口2,700mm前後作業スペースに余裕があり、複数人で調理しやすい中程度
間口3,000mm以上空間の主役となる、存在感のあるサイズ高くなりやすい

天板に天然石やセラミックを用いる場合、天板の大きさは素材の取り方にも関わります。一枚の大きな天板で継ぎ目なく仕上げたい場合は、素材の調達や搬入の費用も含めて検討しましょう。

天板の厚みと端部の仕上げ

アイランドキッチンは天板の端部が四方から見えるため、天板の厚みや端部の仕上げも、印象と費用の両方に関わります。薄く端正に見せる天板は軽やかでモダンな印象に、厚みのある天板は重厚で存在感のある印象に仕上がります。

天板の側面を床まで回り込ませ、天板と同じ素材で側面まで包み込む仕上げは、一つの塊のような美しさを生み出しますが、素材の量と加工の手間が増える分、費用も上がります。空間の佇まいを大きく左右する部分ですので、ショールームで実物を見比べて決めるのがおすすめです。

アイランドと壁面収納を組み合わせる場合

アイランドキッチンは、背面に壁面収納(トールユニット)や背面カウンターを組み合わせることで、収納力と美しさを両立できます。この場合、アイランドと壁面収納の両方の費用がかかるため、総額は大きくなります。

たとえばミッテルクッチーネの施工例には、次のような構成があります。トップページにも掲載している参考価格とあわせてご紹介します。

構成目安サイズ参考価格
セラミック天板×オーク仕上げのアイランドキッチン+メタル仕上げのトールユニットキッチン W2,700×D1,100×H880mm/トールユニット W3,600×D700×H2,400mm税込1,320万円〜(税別1,200万円〜)
セラミック天板×メタル仕上げのキッチン+メタル仕上げのトールユニットキッチン W3,000×D700×H900mm/トールユニット W3,000×D750×H2,300mm税込1,650万円〜(税別1,500万円〜)

壁面収納にオーブンや食洗機を組み込み、アイランドを調理と語らいの場に絞ると、天板の上がすっきりと片付き、アイランドの美しさがいっそう引き立ちます。ほかの施工例やキッチンの写真は、ミッテルクッチーネのギャラリーでもご覧いただけます。

必要な広さと通路幅

アイランドキッチンは、四方を回り込めるように、周囲に通路を確保する必要があります。通路幅が狭いと、作業がしにくいだけでなく、扉や引き出し、食洗機を開けたときに人が通れなくなることもあります。

キッチンと背面収納のあいだの通路幅や、冷蔵庫の位置との兼ね合いについては、キッチンの通路幅の決め方で詳しく解説しています。サイズを決める前に、あわせてご確認ください。

新築とリフォームで異なるアイランドキッチンの費用

アイランドキッチンの本体価格は、新築でもリフォームでも大きくは変わりません。費用に差が生まれるのは、主に工事の内容です。それぞれの費用の目安と、注意しておきたい点をご紹介します。

新築の場合

新築では、建物の設計段階からキッチンの位置や配管の経路を計画できるため、工事費を比較的抑えやすいのが特長です。目安として、給排水の配管工事と電気の配線工事に8万〜13万円程度、本体の設置に8万〜12万円程度、合計で16万〜25万円程度とされています。

設計の段階で、アイランドの寸法やレンジフードの位置、天井の下地補強、照明の配置まで決めておけば、無駄な追加工事を避けられます。建築会社と販売会社の打ち合わせを早めに重ねておくことが、美しい納まりと予算管理の両立につながります。

とくにオーダーキッチンや輸入キッチンを選ぶ場合は、製作と輸送に数か月を要するため、建物の工程表と照らし合わせて発注の時期を決めることが大切です。内装の仕上げの前にキッチンを据え付ける必要があるため、工事の段取りを建築会社と販売会社のあいだで丁寧にすり合わせておきましょう。

リフォームの場合

リフォームでは、既存のキッチンの撤去が加わります。目安として、撤去に8万〜10万円程度、配管・配線工事に8万〜13万円程度、設置に10万〜12万円程度、合計で25万〜35万円程度とされており、処分費や養生費は別途かかるのが一般的です。工事の期間は、内容によって1週間から4週間程度が目安です。

もともとアイランドキッチンだった場所に新しいアイランドを設置する場合は、配管の位置をそのまま活かせるため、工事は比較的シンプルに収まります。

壁付けからアイランドへの変更で加わる工事

壁付けのキッチンをアイランドキッチンに変更する場合は、キッチンの位置が大きく動くため、次のような工事が加わり、費用と工期がともに増えます。

  • 給排水やガスの配管を、新しい位置まで延ばす工事
  • 電気の配線や、コンセントの増設
  • 天井から吊り下げるレンジフードの設置と、換気ダクトの延長
  • 配管を通すための床の工事や、床・壁・天井の内装の補修

マンションの場合は、床下の配管の勾配や、管理規約による工事の制限によって、希望の位置にアイランドを設置できないこともあります。プランを固める前に、現地調査で実現できる配置を確かめておきましょう。

国産と輸入のアイランドキッチンの価格差

アイランドキッチンを検討する際、国産と輸入のどちらにするかで迷われる方も多いでしょう。両者の価格差がどこから生まれるのか、そして価格以外に比べたい点をご紹介します。

価格差が生まれる理由

国内メーカーのシステムキッチンは、決められた規格の部材を工場で効率よく生産するため、品質を保ちながら価格を抑えやすい仕組みになっています。一方、輸入キッチンやフルオーダーキッチンは、一台ずつ素材を選び、寸法を合わせて製作するため、手間がかかる分、価格も高くなります。

さらに輸入キッチンでは、海外からの輸送費や、為替の動きによる価格の変動も加わります。天然石や無垢材、メタル仕上げといった高価な素材を選ぶことが多いのも、価格差が大きくなる理由の一つです。

比較項目国産(システムキッチン)輸入・フルオーダー
本体価格比較的抑えやすい高くなりやすい
寸法の自由度規格の範囲で選ぶ空間に合わせて誂えられる
素材の選択肢各社の高機能素材が中心天然石・無垢材・メタルなど幅広い
輸送費・為替の影響ほとんどない加わる場合がある
納期比較的短い数か月単位

価格だけでなく比べたいこと

輸入キッチンは、たしかに国産より価格が高くなりやすい選択肢です。しかし、空間の主役となる意匠や、世代を超えて使い続けられる素材の質、壁面収納やダイニングまでを一つの世界観で設えられる提案力は、価格の差を超える価値と感じる方も少なくありません。

比べる際は、本体価格だけでなく、何年使い続けたいか、どのような空間で過ごしたいかという視点も大切にしてください。あわせて、納期や保証、部品の取り寄せといった、日本での販売会社の体制も確かめておくと、後悔のない選択につながります。

永く使うことを前提にした費用の考え方

キッチンは、一度設えると10年、20年と使い続けるものです。初期費用の多寡だけでなく、何年使い続けるか、その間にどのような手入れや部品の交換が必要になるかまで考えると、選ぶべき素材や仕様が見えてきます。

たとえば、経年の変化を味わいとして愉しめる天然素材や、傷や熱に強い素材を選べば、永く美しい状態を保ちやすくなります。上質な一台を永く使うことは、住まいの価値を高める選択でもあります。

価格帯別に見るアイランドキッチンのプラン例

予算によって、どのようなアイランドキッチンが叶うのかを、価格帯ごとのプラン例でご紹介します。ご自身の予算と理想の姿を照らし合わせる際の参考になさってください。

総額200万円前後:国内メーカーの標準的なアイランド

国内メーカーの中位グレードのシリーズで、間口2,400〜2,550mm程度のI型アイランドを設えるプランです。天板は人造大理石やステンレス、扉は化粧シートやメラミンなど、手入れのしやすい素材が中心となります。食洗機や加熱機器も国内メーカーの標準的な機器を選ぶことで、費用を見通しやすく抑えられます。

総額300万〜500万円前後:国内メーカーの上位グレード

国内メーカーの最上位シリーズで、セラミックやクォーツストーンの天板、意匠性の高い扉を選ぶプランです。背面にカップボードを揃え、キッチンまわりを統一感のある仕上げで整えることもできます。食洗機を大容量のものにするなど、設備機器にもこだわりを反映しやすい価格帯です。

総額500万円以上:フルオーダー・輸入のアイランド

寸法や構成を一から誂え、天然石や無垢材、メタル仕上げといった素材を自在に組み合わせるプランです。アイランドと壁面収納(トールユニット)を一体で設計し、海外製のオーブンや食洗機を壁面に組み込むなど、空間全体を一つの世界観で描くことができます。

ミッテルクッチーネでは、セラミックの天板にオーク仕上げの扉を合わせたアイランドと、メタル仕上げのトールユニットを組み合わせるなど、住まいに合わせた唯一無二のプランを手がけています。

アイランドキッチンの見積りを依頼する前に準備したいこと

アイランドキッチンの見積りは、情報が具体的であるほど精度が上がり、比較もしやすくなります。見積りを依頼する前に、次の点を整理しておきましょう。

設置場所の寸法と図面を用意する

キッチンを置く場所の幅や奥行き、天井の高さ、窓や柱の位置がわかる図面があると、実現できるアイランドのサイズや配置を正確に検討できます。リフォームの場合は、既存のキッチンの配管の位置や、床下・天井裏の状況も、現地調査で確かめてもらいましょう。

理想のイメージと優先順位を伝える

気になるキッチンの写真や、譲れない素材、欲しい設備機器を伝えておくと、担当者も予算に合わせた提案をしやすくなります。「天板は天然石にしたい」「食洗機は大容量にしたい」など、優先順位を決めておくと、予算の配分も相談しやすくなります。

予算の上限と工事の時期を伝える

予算の上限と、工事やお引っ越しの時期をあらかじめ伝えておくと、その範囲の中で実現できる最善のプランを提案してもらえます。とくに輸入キッチンは製作と輸送に時間がかかるため、時期の共有は欠かせません。

アイランドキッチンの費用を賢く配分する考え方

アイランドキッチンの満足度は、総額の多寡だけで決まるものではありません。限られた予算の中で、どこに費用をかけ、どこを標準に留めるか。その配分こそが、理想の空間を叶える鍵となります。

拘る部分と標準でよい部分を見極める

アイランドキッチンで最も目に触れるのは、天板と、ダイニング側から見える扉や側面の仕上げです。空間の印象を決めるこれらの部分には上質な素材を選び、キャビネットの内部や、普段は扉の奥に隠れる収納は標準的な仕様に留めるといった配分が考えられます。

また、アイランドには天然石などの上質な天板を用い、背面の壁面収納は落ち着いた仕上げにするなど、主役と脇役を決めることで、予算を抑えながらも空間に格調を纏わせることができます。

設備機器は使い方から選ぶ

食洗機やオーブン、加熱機器などの設備機器は、費用を大きく左右する要素です。最新の機器をすべて揃えるのではなく、日々の料理や来客の頻度など、ご自身の使い方に合わせて優先順位をつけましょう。

たとえば、来客が多く大量の食器を洗う方には大容量の食洗機を、本格的な料理を愉しむ方には高性能なオーブンをといったように、使い方から選ぶことで、満足度の高い配分が叶います。

後悔しやすい点を先に押さえておく

アイランドキッチンは、油はねやにおいの広がり、収納の不足など、使い始めてから気づく後悔が生まれやすいキッチンでもあります。こうした点を設計の段階で押さえておけば、後から追加の工事で費用がかさむことを防げます。

アイランドキッチンでよくある後悔と、その備え方については、アイランドキッチンで後悔しないためのポイントで詳しくご紹介しています。

補助金や減税制度を確かめる

リフォームの内容によっては、国や自治体の補助金、減税制度を利用できる場合があります。省エネ性能の高い設備の導入や、バリアフリー改修などと組み合わせることで対象となることもあるため、計画の早い段階で、自治体の窓口や施工会社に確認しておくと安心です。

アイランドキッチンの価格に関するよくあるご質問

アイランドキッチンの価格や費用について、よく寄せられるご質問をご紹介します。予算づくりの参考になさってください。

Q. アイランドキッチンの費用は、総額でどのくらいかかりますか?

A. 国内メーカーのシステムキッチンであれば、シリーズやグレードによって本体価格(税抜)が100万円台から400万円を超えるものまで幅があり、これに新築で16万〜25万円程度、リフォームで25万〜35万円程度の工事費が加わるのが目安です。オーダーキッチンや輸入キッチンでは、総額が数百万円から1,000万円を超えることもあります。

Q. 壁付けキッチンより、アイランドキッチンのほうが高くなりますか?

A. 一般的に高くなる傾向があります。四方から見える背面や側面の仕上げ、天井から吊り下げるレンジフード、配管や配線の工事などが加わるためです。

Q. リフォームでアイランドキッチンにする場合、工期はどのくらいですか?

A. 工事の内容によって異なりますが、1週間から4週間程度が目安です。壁付けからアイランドへ位置を変える場合は、配管や内装の工事が加わるため、長くなる傾向があります。輸入キッチンの場合は、これに製作と輸送の期間が加わります。

Q. 輸入のアイランドキッチンは、どのくらいの価格ですか?

A. メーカーや素材、構成によって大きく異なり、多くはプランごとのお見積りとなります。ミッテルクッチーネでは、税込550万〜1,650万円(税別500万〜1,500万円)の価格帯でご注文いただくケースが多くございます。

Q. 見積りを比べるときに、気をつけることはありますか?

A. 本体価格だけでなく、設備機器、設置・施工費、撤去・処分費、内装や換気ダクトの工事などが、どこまで含まれているかを確かめることが大切です。含まれている範囲が異なると、総額を正しく比べられません。

Q. アイランドキッチンのレンジフードは高いのですか?

A. アイランドキッチンでは、天井から吊り下げるタイプのレンジフードが必要になることが多く、壁付けのレンジフードより本体価格も工事費も高くなる傾向があります。加熱機器を背面の壁側に置くII型にすれば、壁付けのレンジフードを選ぶこともできます。

Q. 予算を抑えながら、上質に見せる方法はありますか?

A. 天板やダイニング側から見える扉など、目に触れる部分に上質な素材を選び、キャビネットの内部や隠れる収納は標準的な仕様に留める方法があります。主役と脇役を決めて予算を配分することで、空間に格調を纏わせることができます。

Q. アイランドキッチンを置くには、どのくらいの広さが必要ですか?

A. キッチン本体の大きさに加えて、四方に通路を確保する必要があります。一般的には、キッチンの周囲に人がすれ違える程度の通路幅を設けるため、壁付けのキッチンより広い空間が必要になります。図面をもとに、通路幅や冷蔵庫の位置まで含めて検討することをおすすめします。

まとめ:アイランドキッチンの価格は本体・設備機器・工事の総額で考える

アイランドキッチンの価格は、本体のグレードや素材、サイズ、設備機器、そして新築かリフォームかによって大きく変わります。国内メーカーのシステムキッチンであれば100万〜300万円程度から、オーダーキッチンや輸入キッチンでは数百万円から1,000万円を超えることもあり、選択肢の幅は実に広いといえます。

大切なのは、本体価格だけで判断せず、設備機器や工事、見落としやすい周辺の費用まで含めた総額で考えること。そして、空間の印象を決める部分に予算を重点的に配分することです。そうすることで、限られた予算の中でも、住まいの主役に相応しいアイランドキッチンを迎えられます。

イタリアのフルオーダーキッチンを手がけるミッテルクッチーネでは、アイランドキッチンと壁面収納を一体で設えるプランを数多く手がけています。ご予算やご要望に合わせたプランとお見積りを、無料プランニングにて承っております。具体的な図面がなくとも、理想の暮らしへの想いをお聞かせいただくところから、唯一無二のキッチンを共に造り上げてまいります。

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